米QUALCOMMは7月10日、Nokiaに特許を侵害されたと訴えている問題について、米国際取引委員会(ITC)が7日から調査を開始したと発表した。
QUALCOMMでは、Nokiaの特定の携帯電話、無線通信装置および部品がQUALCOMMの特許6件を侵害していると主張、これら製品の輸入・販売は不公正取引行為に当たるとしてITCに苦情を申し立てていた。
申し立ての中でQUALCOMMは、特許を侵害しているNokia製品の輸入と販売禁止命令を言い渡すようITCに請求。担当の行政法判事が証拠調べの審問を開いたうえで、2007年上半期にも仮判断を言い渡す見通しだとしている。
QUALCOMMではITCへの申し立てのほか、米国と英国の裁判所でNokiaを相手取った特許侵害訴訟を起こしている。
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