NECエレクトロニクスは7月11日、携帯プレーヤーなどに必要な中核機能を1チップに集約したアプリケーションプロセッサ「MP201」を製品化し、9月からサンプル出荷すると発表した。
(1)画像・音声処理用DSPやCPU、(2)USBやATAなどのインタフェース、(3)電源LSIを1パッケージ化。3つのLSIを個別に調達して接続する手間が省け、携帯型ビデオ・音楽プレーヤーの開発期間を最大で半減できるとしている。チップサイズは14ミリ四方と、3LSI時に比べ占有面積を約15%削減し、省スペース化も可能。
ワンセグ放送で使われているH.264形式のQVGA動画を毎秒30フレームで処理できる性能や低消費電力技術も備えた。同社のシステムLSIプラットフォーム「platformOViA」に基づき、アプリケーション開発用ソフト群とともに提供する。
今後、メモリを搭載した新製品などの開発を進める。
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