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携帯プレーヤーの開発期間を半減 NECエレ、機能を1チップ化

» 2006年07月11日 20時56分 公開
[ITmedia]

 NECエレクトロニクスは7月11日、携帯プレーヤーなどに必要な中核機能を1チップに集約したアプリケーションプロセッサ「MP201」を製品化し、9月からサンプル出荷すると発表した。

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 (1)画像・音声処理用DSPやCPU、(2)USBやATAなどのインタフェース、(3)電源LSIを1パッケージ化。3つのLSIを個別に調達して接続する手間が省け、携帯型ビデオ・音楽プレーヤーの開発期間を最大で半減できるとしている。チップサイズは14ミリ四方と、3LSI時に比べ占有面積を約15%削減し、省スペース化も可能。

 ワンセグ放送で使われているH.264形式のQVGA動画を毎秒30フレームで処理できる性能や低消費電力技術も備えた。同社のシステムLSIプラットフォーム「platformOViA」に基づき、アプリケーション開発用ソフト群とともに提供する。

 今後、メモリを搭載した新製品などの開発を進める。

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