ヤフーは8月9日、同社コンテンツをカスタマイズして表示できる個人向けサービス「My Yahoo!」をリニューアルした。新たに、Yahoo!コンテンツと外部RSSを横断検索できる機能を追加したほか、人気RSSをスタッフが紹介するコーナーも新設。インタフェースも改善した。中・上級者が中心だった同サービスに初心者層を取り込み、ユーザー増につなげる考えだ。
My Yahoo!は、天気情報やニュース、株価情報などYahoo!内のさまざまなコンテンツから必要な情報を選び、1画面上に表示できるサービス。従来のMy Yahoo!にアクセスし「新しいMy Yahoo!を利用する」というリンクをクリックすれば、リニューアル後の画面に飛べる。
新たに、50万種類以上の外部RSSを、簡単に検索・表示できるようにした。検索結果は、Yahoo!内部のコンテンツと外部RSSを区別せずに並べ、My Yahoo!上で利用の多い順に表示。ボタン1つで登録できる。
人気RSSのランキングや、スタッフのおすすめRSSを紹介するコーナーも設置。RSSを初めて使う人でも、魅力的なコンテンツを簡単に見つけられるよう配慮した。初心者向けのチュートリアルページも充実させている。
コンテンツの並び順を簡単に変えられるようインタフェースを改善。1画面上に表示できるコンテンツの数は、従来の20から200に増やした。背景画像も追加し、50種類以上から選べるようにした。
My Yahoo!のアクティブユーザーは現在約250万人。ネットの中・上級者が中心で、20〜40代の男性会社員が多いという。利用のピークは午前中で、会社のPCのトップページに使っている人が多いと同社は見ている。
同社サービス統括部の大林基子さんによると「ネットユーザーの7割が初心者」。今回のリニューアルで初心者ユーザーを一気に虜みたい考えだ。機能紹介では「RSS」という単語も極力使わず、「50万以上の“コンテンツ”から必要なものをまとめてチェックできる」と説明するなど、初心者に分かりやすい言葉で魅力をアピールしていく。
「My Yahoo!は長いロードマップの入り口に立った」――今後も改良を続け、最終的には、ユーザーの行動履歴をトラッキングし、おすすめコンテンツをリコメンドしてくれるサービスに進化させたいとしている。
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