ITmedia NEWS > 製品動向 >

UWBによる無線USBハブ、ワイ・イーが初の製品化

» 2006年08月29日 20時41分 公開
[ITmedia]

 ワイ・イー・データは8月29日、近距離無線通信技術の「UWB」(Ultra Wide Band)を採用したUSBハブを日本で初めて製品化し、10月に発売すると発表した。

photo

 UWBは、10メートル程度の近距離内で最大480Mbpsの高速通信が可能なワイヤレス技術。8月に電波法施行規定が改正され、UWBが国内で解禁された(関連記事参照)

 ワイ・イーの製品はUWBチップ開発のイスラエルWisairと共同で開発。USBドングルを接続したPCと、ハブ(4ポート)に接続したデジタルカメラやプリンタなどのUSB機器とをワイヤレスで結び、データ転送が可能。面倒な配線が不要になる。

 将来は、IntelやNECが策定した「Wireless USB」規格にも対応していく予定。USBドングルに加え、PCIカードやPCカード型アダプタも予定している。本年度は販売1.5億円、2007年度に15億円を見込む。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.