米調査会社comScore Media Metrixは10月5日、主なソーシャルネットワーキングサイト(SNS)訪問者についての分析報告を発表した。調査は米国内のユーザーが対象で、2006年8月に行われた。
「主なSNSサイトは直接競合しているとみなされがちだが、実は訪問者層が微妙に違う」とcomScoreは指摘する。MySpaceとFriendsterのサイト訪問者は比較的年齢層が高く、25歳以上がそれぞれ68%(MySpace)、71%(Friendster)。MySpaceでは、35歳以上の訪問者が51.6%を占めている。一方、Xangaのサイト訪問者の20%以上は12〜17歳。この数字は、インターネットユーザー全体に占めるこの年齢層の数字(9.6%)の2倍以上となっている。また、大学生を対象としてスタートしたFacebookの訪問者は34%が18〜24歳で、ネットユーザー全体に占める比率(11.3%)の約3倍。
また、MySpaceの訪問者数の急増に伴い、訪問者の年齢層が上がっていることも分かった。8月のMySpaceサイト訪問者数は約5600万人で、前年同月の約2200万人の2倍以上。この期間中の訪問者の年齢別構成比率の変化を見ると、最も動きが大きいのは12〜17歳の年齢層で、24.7%から11.9%へと12.8ポイント下がった。一方、増加しているのは35〜54歳(8.2ポイント増)、25〜34歳(6.2ポイント増)、55歳以上(3.9ポイント増)の層。この結果、1年前にはやっと半数を占める程度だった25歳以上の訪問者が、いまや3分の2を占めるに至っている。
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