東芝は10月10日、韓国LG Philips LCDの欧州液晶製造子会社に出資すると発表した。東芝は同国内に新設する液晶テレビ生産拠点を来夏に稼働させる予定で、新拠点へのパネル供給の安定化を図る。
LG Philipsの液晶製造子会社「LG Philips LCD Poland」に約55億円(出資比率は20%弱)を出資する。同子会社は2007年1〜3月期に製造を開始する計画。
同子会社は、東芝が液晶テレビ生産拠点を9月に設立した同国ヴロツワフ近郊にある。東芝は新拠点と英国拠点を合わせ、2009年度に約300万台の液晶テレビ生産を計画している。これまでもLG Philipsからパネルを調達してきたが、出資でさらに供給の安定化をはかり、将来は50インチ以上の大型パネル調達も見込む。
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