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YouTubeに埋もれるユーチューブNews Weekly Access Top10(2006年10月15日-10月21日)

» 2006年10月23日 15時59分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 先週のトップ記事は、Windows XP SP3のリリースが再度延期され、2008年になった、という記事。Vista開発を優先させるためで、SP2のリリースからは4年も空くことになる。

 2位は、中古のチューブやパイプのサプライヤーサイト「utube.com」が「YouTube」と間違われてアクセスが集中し、サイトが落ちてしまって迷惑している、という記事だった。

 アクセス解析ツール「Alexa」で「utube.com」へのアクセスを見てみると、YouTubeがGoogleに買収された10月半ばごろに従来の10倍以上のアクセスを集め、その後急速にアクセスを減らしているのが分かる。

画像 Alexaの解析結果

 今Google(英語サイト)で「utube」を検索するとトップに出てくるのは「YouTube」。その下にもYouTube関連の記事や、「utubeがYouTubeに間違われて迷惑」というニュース、ブログ記事などが続く。

 自分のサイトにアクセスを集めるために人気サイトと似たURLを利用する、というアクセスの誘導手法は以前からあった。だが「自分のサイトに似た名前のサイトが有名になり、自分のサイトへのアクセスが急増して迷惑した」という例は耳新しい。

 検索ではたどりつき辛くなってしまったutubeは、このままYouTubeの海に沈んでしまうのだろうか――。相互リンクの数がランキングを決めるロボット検索の、1つの限界を見た気がした。

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