NECエレクトロニクスとスカイリー・ネットワークスは11月6日、ZigBeeによるP2Pメッシュネットワークを構築するためのSDK(ソフトウェア開発キット)を開発したと発表した。スカイリーが本年度第4四半期に発売する。
(1)プロトコルを制御するZigBeeスタックライブラリ、(2)スタックライブラリを利用してネットワークを構築するソフト開発ツール4種類──で構成する。SDKはPC上で動作し、台湾Uniband Electronicの無線通信チップ「UZ2400」と、NECエレクトロニクスのオールフラッシュマイコン「78K0R」「78K0」か「V850ES」とのチップセットを採用したZigBee端末上でソフト開発環境を構築できる。本年度第4四半期にZigBee Allianceが公開する最新仕様「Enhanced ZigBee Standard」にも対応する予定。
SDKの価格は12万円。2010年まで約1000ライセンスの販売を見込む。
ZigBeeは2.4GHz帯を使う無線通信規格。半径数十メートル内で最大250Kbpsの通信が可能な上、端末が乾電池で動作する程度の省電力性が特徴。家電の制御やセンサーネットワーク、産業用途などへの利用が期待されている。
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