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チェスの世界チャンピオン、コンピュータにリード許す

» 2006年12月01日 16時35分 公開
[ITmedia]

 人間対コンピュータのチェス対決は折り返し点となる3戦目を終え、コンピュータがチェス名人にリードしている。

 この対決はチェス王者であるロシアのウラジミール・クラムニク氏とドイツのチェスプログラム「Deep Fritz」の間で行われている。第1試合は11月25日に行われ、引き分けに終わった(11月28日の記事参照)

 27日に行われた第2試合では、クラムニク氏が有利にゲームを運んでいたが、チェックメイトを見落とすという大きなミスで敗北した。「自分でもショックを受けている。説明できない」と同氏は試合後に語った。

 29日の第3試合ではDeep Fritzが優勢でクラムニク氏にプレッシャーを与えたものの、同氏は正確な防御でポジションを守り、引き分けに持ち込んだ。

 ポイントは合計で2対1となり、Deep Fritzが1点リードしている。今後の試合は12月1日、3日、5日に行われる。

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