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あの「月光」がインクジェット用紙で復活

» 2007年01月19日 19時48分 公開
[ITmedia]

 三菱製紙はモノクロ専用のインクジェットプリンタ用紙「月光(GEKKO)」を開発し、3月に第1弾を発売する。月光は独特の冷黒調で知られるモノクロ印画紙の名ブランド。惜しまれながら販売停止になっていたが、インクジェット用紙で復活する。

photo バライタの月光が青春だった元写真部員さんにおすすめ

 モノクロ専用紙として黒のしまり・発色に優れ、多階調印画紙のような柔らかなグラデーション、面質などが特徴だとしている。

 まず微粒面光沢の「ブルー・ラベル」と、画材光沢の「レッド・ラベル」を発売する。サイズはそれぞれ六切、四切、A3+。

 プリントする画像を冷黒調やセピア調などのモノクロに変換するソフト「GEKKO-DI」を月光の情報サイトで無償配布する。

 プリンタはグレーインクを持つ顔料インク機を推奨しており、日本ヒューレット・パッカードの「Photosmart Pro B9180」、セイコーエプソン「MAXART PX-5800/PX-5500/PM-4000PX」、キヤノン「PIXUS Pro9500」などを挙げている。

 販売はピクトリコが行う。2009年に年間2億円の売り上げを目指す。

 月光は1950年に発売され、ブルーブラックの冷黒調が愛されてきた。だがモノクロ印画紙市場の縮小を受け、昨年3月に販売を終了していた。

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