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先週のアクセストップは、違法着うたに関する記事だった。記事への反響をブログなどで見ていると、「違法着うたを初めて知った」という人から「そんな当たり前のことをなぜ今さら?」という人までさまざまだ。
記者は前者で、取材するまで違法着うたがここまでまん延していると知らなかった。携帯はいつもマナーモードで、着うたどころか着メロもほとんど使ったことがない。20代以上でPCをよく使うユーザーには、記者と同じような人も多いのではないだろうか。
ただ日本レコード協会がきょう発表した調査によると、違法着うたサイトを1年以上前から知っていたというユーザーが4割もいた。かなり以前からあったにもかかわらず、記者は気付いていなかったのだ。最大のユーザーは中学生で、年齢が下がるほど、利用・認知率が上がる。
違法着うたを存続させている収入源は、アフィリエイト広告だ。記事にも書いたように、音楽やデコメール、ゲームなどのコンテンツのほか、出会い系や消費者金融、「やせる」とうたった健康食品や高額な美容器具、アダルト系の広告も多い。
デコメールやゲームサイトでも、無料の場合は登録次第、出会い系やアダルト系の広告がどんどん送られてくる。そういったサイトに登録するとメールアドレスが流出するようで、「○○が当たりました」「今夜会いませんか」というようなPCでよくある迷惑メールも送られてくるようになる。そしてこれらの広告が、中学生の目に触れている。
携帯は、PCよりずっと大人の目が届きにくいメディアだ。そこでは大人たちが知らないうちに、新しい何かが起き、文化を創っている。その一方で、子どもが犯罪などに巻き込まれるきっかけになる可能性もある。
携帯は画面が小さくて使いづらいし、ネットは遅すぎる。だがそれをちょっと我慢して、携帯サイトの中で若い人が何をしているかを、“旧世代”の大人の社会見学として、また、子どもを守るべき立場として、見に行くことも悪くないなぁと最近感じている。
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