ITmedia NEWS > 製品動向 >

P.A.Semi、低消費電力プロセッサをサンプル出荷開始

» 2007年02月07日 08時16分 公開
[ITmedia]
PA6T-1682M PWRficient

 米P.A.Semiは2月5日、IBMのPowerアーキテクチャをベースとした低消費電力プロセッサ「PA6T-1682M PWRficient」のサンプル出荷を開始したと発表した。新プロセッサは動作周波数2GHzで、通常時で5〜13ワット(最高で25ワット)まで消費電力を抑えることに成功しており、競合他社のプロセッサと比べ電力効率が3倍から4倍優れているという。同社は2005年秋に、新プロセッサシリーズPWRficientの開発を明らかにしている。

 PA6T-1682Mは65ナノメートル(nm)プロセス技術による64ビットのデュアルコアプロセッサ。2GHzのデュアルコア、2Mバイトの2次キャッシュ、2つのDDR2コントローラ、セキュリティ機能、CRCチェックサム、8つのPCI Expressコントローラなどを備える。

 またP.A.Semiは顧客向けに、PWRficient評価キット(PAEV-1682M-001)、参照ファームウェアソースコード、ソフトウェア開発キットなどを提供する。

 PA6T-1682Mの量産開始は2007年第4四半期の見通しで、現在出荷中のサンプルの価格は700ドル。評価キットの価格は8500ドル。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.