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Adobe、Apolloの公開α版をリリース

» 2007年03月19日 14時21分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは3月19日、リッチインターネットアプリケーション(RIA)プラットフォーム「Apollo」の最初の公開α版を開発者向けにリリースした。

 Apolloは、HTML、JavaScript、Ajax、AdobeのFlashおよびFlexを使って、デスクトップでRIAを構築、配備できるようにするクロスプラットフォームアプリケーションランタイムのコードネーム。

 Apolloを使ったインターネットアプリケーションは、ブラウザを開かずにデスクトップから直接アクセスできる。オフラインでも利用でき、オンラインになったときに新規あるいは変更されたコンテンツとシームレスに同期化される。画像ファイルなどを直接Apolloアプリケーションにドラッグ&ドロップすることも可能だ。

 開発者はApolloアプリケーションランタイムとApollo Software Developer's Lit(SDK)のα版をAdobeのサイトからダウンロードできる。SDKにはApolloアプリケーションの開発に使うコマンドラインツールのセットが含まれる。開発者はEclipseベースのFlex Builder、Flash、DreamweaverなどのAdobe製品を含む好きなIDE(統合開発環境)を使える。今後ApolloではPDFを統合し、Ajaxサポートを強化し、モバイル技術も活用する。

 ApolloランタイムとSDKの公開α版はWindowsとMac OS向けに提供されており、今後はLinuxにも対応する。SDKは英語版のみが提供される。正式版の公開は今年後半に予定されている。

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