東京証券取引所は3月30日、マザーズ上場のインターネット総合研究所(IRI)を監理ポストに割り当てた。子会社アイ・エックス・アイ(IXI)の粉飾決算疑惑の影響で、IRIの半期報告書で監査法人が「意見表明をしない」と記載したことが上場廃止基準に該当する恐れがあるため。
IRIが同日、2007年6月期の業績予想を修正し、最終損益が163億円の赤字(当初予想は6億円の黒字)になると発表した。
捜査中のIXIには決算が存在していない状況のため、その分の損益については発生していないとして扱い、またIXIへの投資額143.8億円全額を評価損として特別損失に計上した。
30日のIRI株価は、前日比1250円安(-4.5%)の2万6550円。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR