世界で最もブログを書いているのは日本人のようだ――米ブログ検索サービスTechnoratiが、ブログに関する最新四半期リポートを発表した。
同社が現在追跡しているブログの数は7000万以上、全世界で1日当たり12万(1秒当たり1.4)の新しいブログが作成されているという。1日に投稿されるブログエントリ数は約150万件に上る。
人気サイトトップ100に占めるブログの数も、昨年第4四半期には22と、前四半期の12から増えた。ブログ界は好調で、Webで影響力のある重要な部分として成熟しつつあると同社は述べている。
その一方で依然としてスパムとsplog(スパムブログ)が問題になっており、毎日3000〜7000の新しいsplogが作成されているという。しかし12月の休暇シーズン以来、ブログホスティング会社が対処したこともあってスパムの割合はやや減少した。
ただしブログ数が倍増するペースは鈍化してきており、3500万から7000万に増えるまでに320日かかった。500万から1000万に増えるのにかかった日数は180日だった。
言語別で見ると、第4四半期に最も多かったのは日本語のブログだった。日本語ブログがブログ全体に占める割合は37%で、前四半期の33%から拡大。シェアを39%から36%に落とした英語ブログを追い抜いた。またトップ10に新たにペルシャ語がランクインした。
上位5言語のうち、英語とスペイン語のブログは世界各地で投稿されているようで、時間帯による投稿数の違いは少なかった。日本語、中国語、イタリア語のブログは更新時間に偏りが見られ、また就業時間内にブログを書いている人も多いようだった。
さらにTechnoratiはタグの利用が急増したと報告している。2007年2月の時点で、同社が追跡するブログの35%がタグを使っており、250万のブログエントリがタグ付きだったという。
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