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アスキーソリューションズが最終赤字に

» 2007年04月06日 19時40分 公開
[ITmedia]

 アスキーソリューションズは4月6日、20007年3月期の業績予想(単体)を修正し、純損益が6億円の赤字になる見通しだと発表した。従来予想は5300万円の黒字だった。

 ソリューション事業の大型受託案件について、同期に見込んでいた4億円の売り上げを計上できないことが確実に。仕掛品などを再評価した結果、2億8000万円の特別損失を計上した。既に中間期で3000万円の遅延損害金を特損計上しているが、その後納期、品質面で相手方と最終合意に至らなかったため、損失を確定したという。パッケージソフト事業でバージョンアップ製品の投入が遅れたことも響く。

 修正後の予想は、売上高が23億円(従来予想は30億円)、経常利益は3億2000万円(同1億2100万円)。

 同社は、同期の昨年4月6日に大証ヘラクレスに新規上場。初値は公開価格(35万円)の5.4倍となる188万円にまで高騰したが、1年後のこの日の終値は17万9000円だった。

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