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» 2007年05月28日 10時57分 UPDATE

MS、秋のデベロッパーカンファレンスを中止

10月に開催予定だったProfessional Developer Conference(PDC)が中止になった。Microsoftはもっとタイミングの良い日程で組み直すとしている。

[Darryl K. Taft,eWEEK]
eWEEK

 米Microsoftはこの秋に予定されていたProfessional Developer Conference(PDC)を中止した。

 PDC '07は、10月2日から5日の日程でロサンゼルスで開かれる予定だったが、Microsoftはこのイベントの中止を決めた。

 このイベントの「スケジュールを変更」する1つの理由として同社は、あまりに多くの新技術がデベロッパーの手に渡っているという現実を挙げている。PDCは未来を見据えたイベントだからだ。

 「当社は現在、今秋のProfessional Developer Conferenceのスケジュール組み直しを進めているところだ」。MicrosoftのMSDNサイトに掲載された告知文にはこう記されている。「PDCはMicrosoftプラットフォームの未来にフォーカスしたデベロッパーイベントであり、当社はこれを主要プラットフォームの大きな節目の最前線に位置付けようと努めている」

 告知はさらに次のように続く。「しかしこの秋までに、Windows Server 2008SQL Server(コードネームKatmai)Visual Studio(コードネームOrcas)Silverlightなど今後登場予定のプラットフォーム技術はすべて開発者の手に渡り、正式リリース間近となっている予定だ。当社がデベロッパー関係において当面力を入れているのはこの分野だ。次のプラットフォーム技術の波に合わせ、もっとタイミングの良いPDCの日程を決めた段階で、当サイトを更新する」

 PDCは通常、2年ごとに開かれている。PDC '03でMicrosoftは.NET Framework 3.0を構成する基盤技術としてWPF(Windows Presentation Foundation)やWCF(Windows Communication Foundation)を発表した。PDC '05ではこれら技術を拡張し、Windows Workflow Foundationを発表するとともに、デザイナー向けツールのExpressionシリーズを導入した。

 一方、Microsoftは最近、Silverlight、Popflyといったデベロッパー指向技術を導入し、評判は上々だが、同社に近いある人物によると、Microsoftがまだデベロッパーに説明できるような一貫したWindows Liveデベロッパー戦略を確立していないことも、PDC中止の一因だという。

 コンサルタント会社Twenty-six New Yorkの新技術責任者、アンドリュー・ブラスト氏は次のように述べている。「MIX、BI(Business Intelligence)カンファレンス(この場でMicrosoftはKatmaiを発表)とオーランドおよびバルセロナでのTech・Edの間に、同社は既に(あるいは近々)あまりに多くの新技術を発表してしまい、10月にPDCを開くことの付加価値を見出せなくなった」

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