1位 “スカウター”デザインの新型眼鏡ディスプレイで通勤を天国に
3位 「auはちょっと隠れるが……」――他社ブランドで勝負する“MNP2.0”
5位 (1)アピール不足だったかもしれない──自主規制の現場
6位 薄くて曲がるフルカラー有機EL 有機TFT駆動で世界初・ソニー
7位 機能重視の「ドコモ2.0」 vs.ワンセグ&デザインのau・ソフトバンク
10位 「ソフトバンクはカッコいい」 07夏モデル・合い言葉は「スタイル」
先週のアクセストップは、眼鏡に取り付けられるディスプレイ新製品に関する記事だった。この製品、プロトタイプが出た2年前は「電車の中でDVDが見られるなんて!」と感激したが、ワンセグ携帯が当たり前になった今となっては感動も薄れてしまった。ただ、これだけ多くのアクセスがあったということは、使ってみたいと思っている人も多いのかもしれない。
ところで記者は、最近気になっていることがある。IT企業と自転車の関係だ。IT関連の仕事をしている人にはなぜか、自転車が好きな人が多いようで、はてなの近藤淳也社長は自転車競技の選手。同社スタッフはほとんどが自転車通勤だ。ほかのネット企業でも「自転車通勤している」という人をよく聞くし、ITmediaも自転車で通勤している人が何人かいる。
最近、あるネットベンチャーに勤める、ニュージーランドからの帰国子女と話していた時、「日本のママチャリに驚いた」という話を聞いた。ニュージーランドにはない文化だそうで、そう言われてみると確かに、アジア以外ではママチャリはあまり見ない。
しかし、ママチャリはマウンテンバイクなどと比べて実用的とも言える。スカートをはいていても乗れるようにフレームの股の部分が大きく曲がっていたり、たくさんの荷物を安定して置けるようにカゴが付いていたり、後ろに人が乗れるように台が付いていたり――生活のための機能が詰め込まれている。
関西のママチャリはさらにすごい。右の写真は記者の母(兵庫県在住)のママチャリだが、(1)雨傘・日傘を安全に差せるよう、ハンドル部分に「さすべえ」と呼ばれる傘ホルダーが付いている、(2)雨が止めば傘を収納できるよう、前輪のフレームに傘立てが付いている、(3)サドルにカバーが付いていて、雨が降ってもカバーをはがせばお尻を濡らさずに座れる(母のママチャリのカバーは破れていたが……)、(4)前かご、後ろかご標準装備、(5)たくさんの荷物が乗っても落ちさないよう、かごにゴムバンドを装備している――とまさに“全部入り”。冬になるとこれに加えて、ハンドルの手の部分を覆って寒さを防ぐ起毛素材のカバーが付いたりする。
こんな“フルスペックママチャリ”に乗っている関西のおばちゃんは記者の母だけではない。スーパーやショッピングセンターの自転車置き場を見渡せば、けっこうな頻度で、さまざまな便利グッズを装備したママチャリを見かける。
格好いいとか悪いとかは置いておいて、機能面だけで見るとやっぱりママチャリは、自転車の最終進化形なんじゃないか――母のママチャリを見て改めてそう思った。
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