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Parallels、「3Dゲーム」対応のMac仮想化ソフト新版を予約開始

» 2007年06月01日 08時42分 公開
[ITmedia]

 米Parallelsは6月1日、Intel Macに対応した仮想化ソフトParallels Desktopの次期アップグレードである3.0について、概要を明らかにした。ゲームなどの3Dグラフィックスを使うアプリケーションがネイティブで動き、LinuxとMac OS X間のシームレスな動作が可能になる。

 Mac OS XとWindows間で、ファイルにデフォルトアプリケーションを割り当てることができるParallels SmartSelect、Parallels Desktopを起動していなくても仮想マシン内のファイルにアクセスできるParalles Explorerが追加され、Mac OS XとWindowsのデスクトップを統合するCoherenceが共有フォルダとUI強化を行った2.0になった。

 Mac OS XとWindows間ではコピー&ペーストなどの互換性を向上させるParallels Toolsが用意されているが、Linux Toolsの追加により同様の機能がLinuxでもサポートされた。

 3Dグラフィックス機能では、OpenGLとDirectXがサポートされ、ハードウェアアクセラレーションが利用可能になる。VistaのAeroもサポート予定。

 このほかにも、USB 2.0対応デバイスの拡大、OS間でのプリンタ共有が追加され、USB接続するデバイスのOSが選択可能になっている。Security Managerによりセキュリティレベルの制御が可能。仮想マシンを読み出し専用にすることもでき、問題発生時には「クリーンな」仮想マシンに戻すことも可能。パフォーマンスとオーディオ品質も向上する、とParallelsは説明している。

 フルパッケージの価格は79.99ドル。アップグレード価格は49.99ドル。6月6日までの事前予約では39.99ドルにディスカウントされている。5月1日以降の購入者とメンテナンス契約を結んでいる顧客はアップグレード無料。Parallelsは「数週間で出荷予定」としている。

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