スパイスボックスは6月20日、3D仮想空間「Second Life」に、日本人向けの都市「Japan Islands」を構築し、個人ユーザー向けに土地の無償提供を始めた。創作活動やショップ運営などをしたいユーザーを募集して日本人が集まるエリアを構築。企業の参入も促し、広告媒体として生かしていく。
まずは232区画の募集を開始した。無償提供する区画は今後増やしていく予定だ。
Japan Islandsは企業向けにも土地を貸し出しており、すでに三越など大手企業の参入が決まっているという。
Japan Island内での広告配信も、親会社のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアムと共同で行う。
またトランスコスモスは同日、企業がSecond Lifeに設けた店舗に、店員や警備員などのアバターを派遣するサービスを始めた。
店長や販売員のアバターを派遣し、店舗を訪れたユーザーに対して商品を説明したり、ユーザー登録を促す。監視員や警備員のアバターは、店舗に常駐したり、パトロールするなどして店舗のある島を監視し、妨害行為などを防ぐ。
料金は店舗の事業内容やアバターの派遣時間などによって異なるが、一般の派遣社員と同等の料金に加え、アバター制作費がかかるという。
Second Lifeに参入している企業の多くは店舗に店員を配置していないため、企業の店舗を訪れるユーザーは少なく、滞在時間も短いという現状があるとし、サービス提供を決めた。
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