ネットレイティングスの5月度インターネット利用動向調査によると、Yahoo!JAPANの同月の月間ページビュー(PV)が318億PVに上り、世界1位になったことが分かった。
米国調査によると、同月のトップは米Yahoo!の316億PVで、Yahoo!JAPANはこれを上回った。MySpaceを擁するNews Corp. Onlineが296億PV、Googleが212億PV、Microsoftが155億PVと続いており、ネット人口が日本の約3倍という米国の事情を考えると、Yahoo!JAPANのPVの集中ぶりは際立っている。
Yahoo!JAPANの月間ユニークユーザー(UU)は、家庭からの利用が4044万7000人となり、初めて4000万を突破。ネットユーザーの88%が、月に1度はYahoo!JAPANを利用しているという計算になる。
これに対しGoogleの月間UUは、家庭からの利用が2382万7000人だが、前年同期と比べて58%増になった。
同社の萩原雅之社長兼チーフアナリストは「Yahoo!JAPANは日本のインターネットをけん引してきたが、利用率が9割に近づき、ネット人口の伸びも鈍化しているため、今後の成長は鈍化が予想される」と指摘。これに対し「Googleは検索のほかに、無料サービスの投入や、YouTubeを傘下に収めたことで圧倒的な成長を遂げた」とし、「Yahoo!JAPANとGoogleを中心としたポータルの競争は激化するだろう」と見ている。
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