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iPhone仮想キーボードの機能、解説ビデオで明らかに

» 2007年06月28日 15時21分 公開
[ITmedia]

 米Appleは6月27日、iPhoneの仮想キーボードの操作を説明したビデオ「iPhone keyboard」を公開した。この中で、キーボードのレイアウトや予測変換などの機能が詳しく解説されている。

 「iPhone - Keyboard」は、ガイドツアー、アクティべーション&同期に続く、ビデオによる説明の第3弾で、5分17秒をキーボード操作の解説に費やしている。QuickTimeフォーマットで、ダウンロードも可能(71.5Mバイト)。

 解説によれば、テキストメッセージングやメールで使われる、通常のキーボードレイアウトは2つのモードがある。下から一列目の左にあるキー「.?123」(左の図)を押すと、数字や記号が入ったレイアウトに代わり、元のアルファベットレイアウトに変更するときには同じ位置にある「ABC」キー(右の図)を押す。

 SafariでURLを入力するときには、別のレイアウトが用意されている。

 アルファベット部分のレイアウトは同じだが、スペースキーは使わないので、そこに、「.」「/」「.com」、そして「return」キーの代わりに、URLを確定するための「Go」キーが入る(下の図)。

 解説ビデオ内では、「予測変換」「エラー訂正」機能も解説している。iPhoneには辞書がまるごと入っており、その機能を使って間違ったタイピングには正しい候補を出し、その候補が正しければ「space」キーで確定させることができる。

 また、アドレス帳に入っている人名が途中までタイピングされると、途中からその人名のフルネームを候補として出す機能もある。

 狭いキーエリアで正しく認識させるための工夫としては、次のような機能が用意されている。

 「time」という単語を入力するときに、「tim」までタイプして、キーボードの左上あたりをタッチすると、「WER」のキーから「E」だけが大きく表示され、正しいスペルを入力しやすいようになっている。

 なお、iPhoneのキーレイアウトには、タブキー、上下左右のカーソルキー、controlキー、commandキー、option/altキーがないことも判明した。

 Wall Street Journal紙のテクノロジーコラムニスト、ウォルト・モスバーグ氏は、発売前のiPhoneを2週間使用したレビューの中で、ハードウェアキーボードを持っているPalm Treoと同じくらいの速度と正確さでタイピングできるようになったと評価し、問題なしと結論付けた。

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