米AMDは7月10日、執行副社長のデーブ・オートン氏が7月末付で同社を去ると発表した。
オートン氏は、2006年10月にAMDがATI Technologiesを買収した際、ATIの社長兼CEOを務めていた人物。AMDのダーク・マイヤー社長兼COO(最高執行責任者)は「AMDとATIの順調な統合の中心人物の一人だった」とオートン氏を評し、「統合作業が完了し、鍵となるグラフィックスとチップセット製品立ち上げも成功した。今はデーブが違う方向へと踏み出す時期」としている。オートン氏は「AMDの将来を楽観している」とコメントしている。
同氏が去った後の組織体制としては、家電グループ担当のエイドリアン・ハートグ上級副社長、グラフィックス製品グループ担当のリック・バーグマン上級副社長とも、CEO室の直属となる。AMDはこの変更で、「重要な事業」である家電およびグラフィックス事業により注力できるとしている。
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