ITmedia NEWS > 製品動向 >

「FileMaker 9」リリース、サーバ版はPHPをサポート

» 2007年07月12日 10時01分 公開
[ITmedia]

 米FileMakerは7月10日、デスクトップデータベースソフトの新バージョン「FileMaker 9」ラインの発売を発表した。「近年で最も劇的な」新製品ラインだというFileMaker 9は、「FileMaker Pro 9」、「FileMaker Pro 9 Advanced」、「FileMaker Server 9」、「FileMaker Server 9 Advanced」の4製品で、WindowsとMac OS Xの両方に対応する。

 FileMaker Pro 9では、企業内のMySQLやOracle SQL、Microsoft SQL Serverといった外部SQLデータソースに簡単に接続し、FileMakerの機能を使ったリポート作成などが可能になった。作成したデータベースは、ネットワークやWebを通じてほかのユーザーと共有することも可能。そのほか、ワンクリックでデータベースへのリンクを電子メールで送信する機能や自動サイズ変更機能、初心者用の「Quick Start」画面などを追加し、使いやすさを向上させたという。

 また、FileMaker ServerとFileMaker Pro 9 Advancedでは、PHP機能を使ってデータをWeb上に掲載したり、Webベースのフロントエンドを利用したソリューションを作成することも可能となった。

 FileMaker Pro 9は299ドル、FileMaker Pro 9 Advancedは499ドル、FileMaker Server 9は999ドル、Server 9 Advancedは2999ドル。既存のユーザーにはアップグレード価格が適用される。また、ボリュームディスカウントなども用意している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.