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第2四半期のPC市場、アジア太平洋地域が好調

» 2007年07月19日 11時21分 公開
[ITmedia]

 アジア太平洋地域の好調に支えられ、第2四半期のPC出荷台数は約12%拡大した。米調査会社のIDCとGartnerが7月18日、報告した。

 IDCの調査では、同四半期の世界PC出荷台数は前年同期比12.5%増の約5880万台。最も伸びたのはアジア太平洋地域(日本除く)で、伸び率は20%を超えた。

 ベンダー別では、Hewlett-Packard(HP)がシェア19.3%で首位に立った。それにDell(シェア16.1%)、Lenovo(8.3%)、Acer(7.2%)、東芝(4.1%)が続く。特にAcerは出荷台数を55%拡大、そのほかの上位ベンダーも出荷台数を20%以上伸ばしているが、Dellだけは4.9%減とマイナス成長になっている。

 一方Gartnerの調査では、第2四半期の世界PC出荷台数は前年同期比11.7%増の6110万台。「10.6%増」という同社の先の予測を上回った。地域別ではアジア太平洋が18%、ラテンアメリカが25%の伸びを記録。セグメント別ではコンシューマーPCがけん引役となった。モバイルPCの需要が依然堅調な一方、Windows Vistaがコンシューマーの需要に及ぼした影響は最小限にとどまったと見られるという。

 ベンダー別では、HPが首位を維持し、18.2%のシェアを獲得。Dellは上位ベンダー5社の中で唯一出荷台数が減少、シェア15%で2位にとどまっている。以下Lenovo(シェア8%)、Acer(7.2%)、東芝(3.9%)と続く。Gartnerの調査でも、Acerは55%近く出荷台数を伸ばしている。

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