Microsoftのインスタントメッセージング(IM)ソフトMSN Instant Messenger(Windows Live Messenger)で感染するワームの新たな亜種が見つかったと、セキュリティ企業のTrend Microが8月9日のブログで伝えた。
それによると、このワーム「WORM_SDBOT.EXT」は、「look @ my cute new puppy」(かわいい子犬なの、見て)など、受信者が興味を引くような内容のメッセージを送信し、マルウェアを実行するように仕向ける。
ワームは.ZIPファイルとしてメッセージに直接添付されており、リンクをクリックさせてマルウェアをダウンロードさせるタイプの手口とは異なっている。
感染すると自分のコピーを含んだ.ZIPファイルをMSN Messengerで送信する。さらにセキュリティ機能が回避されてバックドアのような形でIRCサーバに接続、リモートの攻撃者によるファイルのダウンロードやプロセスの終了、ファイルの作成・展開・削除などが可能になる。
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