三洋電機の「eneloop universe」ブランドに今冬、充電式の電気あんか「eneloop anka」が投入される。女性を中心に高まっているという電気あんかのニーズを取り込む狙い。スポーツ観戦など屋外での利用も可能だ。
「eneloop universe」は、充電池「eneloop」のコンセプト――繰り返し使え、環境に優しい――を受け継いだブランド。これまでに充電式カイロ「eneloop kairo」や太陽光でeneloop電池が充電できる「eneloop solar charger」を発売している。
eneloop ankaを開発したのは、電気あんかや湯たんぽの販売数が伸びており、女性を中心に需要が高まっているため。日常生活防水にも対応し、オフィスや屋外でのスポーツ観戦などでの使用も可能だ。電池残量を表示する機能もついており、3時間半充電すると最長約10時間使用できる。11月11日発売。オープン価格で、実売予想価格は1万5000円前後。来年3月までに数千台の販売を見込む。
繰り返し約500回使える充電式カイロ「eneloop kairo」も、12月11日に新製品を発売する。ボディカラーは白に加え、女性からの要望が多かったピンクとビジネスマン向けの黒を追加し、ギフトとしての需要も拡大させたい考え。連続使用時間は1時間延びて最長約7時間に、充電時間は約5時間から約3時間に短縮した。実売予想価格は4000円前後。7万台の販売を見込んでいる。
このほか、携帯電話や携帯ゲーム機などポータブル機器の充電バッテリー「eneloop mobile booster」も12月11日に発売する。それぞれUSB出力に対応し、単3形eneloopを電源として使用する「KBC-E1S」(実売3000円前後)、リチウムイオン電池を内蔵した「KBC-L3S」(実売4000円前後)、高容量のリチウムイオン電池内蔵で同時に2つのデバイスへ給電できる「KBS−L2S」(実売5000円前後)がある。
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