1位 異例の売れ行き「初音ミク」 「ニコ動」で広がる音楽作りのすそ野
2位 安倍首相辞任でアニメ企業の株価上昇 「ローゼン麻生」に期待か
4位 総務省や文科省もWikipediaを編集していた 「WikiScanner」日本語版で判明
6位 [WSJ] iPodとMP3はポップスを劣化させているのか
7位 Disney番組の清純ヒロイン、ヌード写真がWebに流出
8位 「Second Lifeの可能性に賭けている」――電通の展望
9位 「ソニーには揺るぎないPS3戦略が必要」、スクエニ和田社長
先週のアクセストップは、メロディと歌詞を入力すると、その曲を女性の声の合成音で歌う音楽制作ソフト「初音ミク」についての記事だった。ソフトは9月18日現在、Amazon.co.jpのソフトウェアランキング2位。人気はまだまだ続いている。
初音ミク発売を知った時、記者は「ニコニコ動画の『アイドルマスター』(アイマス)人気にあやかろうと、あえてこのタイミングで萌えキャラと組み合わせた楽曲制作ソフトを作ったのだろう」と勘ぐったのだが、取材してみると違った。
このソフトは技術ありき。肉声のように歌わせられるヤマハの技術「VOCALOID」がまずあり、その売り方を考えた際に偶然アイドル・萌えキャラというコンセプトが浮かんだようだ。アイマス人気と重なったのは全くの偶然だが、何か運命的なものすら感じさせる。
9月18日現在、ニコニコ動画で「初音ミク」のタグで検索すると、800件近くもヒット。楽曲を初音ミクに歌わせた作品がほとんどだが、それだけではない。
最近人気なのは、初音ミクのイラストを描いている様子を動画で追った作品で、「描いてみた」のタグ付きですでに17万回以上再生されている。初音ミク風の3Dキャラが踊るCGも人気で、10万回以上再生があった。初音ミクをモデルにした3DCGのモデリング講座も「ニコニコ動画講座」のメニューに登場した。
たった1つのソフトがユーザーの創作意欲を刺激して新しい何かが生まれ、それを見た人がまた何かを生み出している様子は、いかにもインターネットっぽくて楽しい。
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