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8月の米Webサイトビジター分析、教育関連の人気上昇――新学期開始が影響

» 2007年09月20日 08時50分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米comScoreは9月18日、8月の米Webサイト利用動向を発表した。新学期開始の影響か、教育関連サイトへのアクセス数が多かったという。宝くじサイトで大当たりが出たため、ロトや懸賞サイトの人気も上昇した。また秋のスポーツシーズンを控え、スポーツやアウトドア関連サイトのビジター数も増加した。

 comScoreによると、トレーニングおよび教育関連分野のビジター数が15%増えて1200万人となり、8月の分野別ではビジター数増加率で首位に。最も多かったのが大学情報サイトのFastwebで13%増の250万人、次がThe College Boardで12%増の190万人、学生向け金融サイトのNellnetは11%増の140万人だった。教育情報分野も8%増の6300万人を記録、トップのDictionary.comは1180万人、Answers.comは930万人、Pearson Educationは860万人だった。

 ロト・懸賞サイトのビジター数は8%増の3100万人以上となった。Powerball.comは123%増の230万人、Megamillions.comも100%増の110万人を記録した。

 フットボールを筆頭とする秋のスポーツシーズンを控え、スポーツ・アウトドア関連サイトのビジター数も7%増の2900万人に。Foot Lockerは15%増の460万人、eBay Sports U.S.は400万人、DicksSportingGoods.comは260万人となった。またNFLの各チーム公式サイトを含むNFL Internet Groupは78%増で1400万人以上を記録した。

 総合の米Webサイト訪問者数ランキングでは、上位10社の顔ぶれに変動はなかった。1位はYahoo!で1億3500万人以上。2位はGoogle、3位はTime Warnerとなっている。10位以下では、CBSがビジター数16%増で6位上がって24位に。Comcastも7位アップの26位となった。

米Webサイト訪問者数ランキング(2007年8月)
順位 サイト(運営主体) ユニークビジター数(単位:千人)
- 米インターネットユーザー合計 181,257
1 Yahoo! 135,251
2 Google 128,544
3 Time Warner Network 124,263
4 Microsoft 118,392
5 Fox Interactive Media 79,966
6 eBay 79,707
7 Amazon Sites 53,904
8 Ask Network 52,075
9 Wikipedia 48,386
10 Viacom Digital 44,888
自宅、オフィス、大学での使用(資料:comScore Media Metrix)

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