セキュリティ企業Symantecは10月3日、9月のスパム動向報告書を発表した。全電子メールトラフィックに占めるスパムの割合は70%となり、前月比で1ポイント増となっている。
画像スパムは減少を続け、9月の全スパムに占める割合は前月より3ポイント減って7%にまで低下。代わってテキストとHTMLを使ったスパムが台頭した。
こうしたスパムでは、スパム対策フィルタをかわすため、無料ホスティングサービスのGeocitiesを悪用したり、HTMLメールでJavaScriptを使ってURLを難読化するなどの手口が採用されているという。
内容を見ると、金融市場の混乱と米連邦準備理事会(FRB)の利下げに便乗し、住宅ローンや借り換え、実際の住宅などを宣伝するスパムが目に見えて増加した。こうしたケースでは、まず審査が必要と称して個人情報を提供させ、別のスパムなどに悪用する。
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