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サン、UltraSPARC T2搭載サーバを国内発表

» 2007年10月10日 23時08分 公開
[ITmedia]

 サン・マイクロシステムズは10月10日、UltraSPARC T2プロセッサを搭載したサーバ「SPARC Enterprise」新製品2機種を国内発表した。同社と、提携している富士通がそれぞれのブランドで販売する。

 新製品はHDD×8(2.5インチSerial Attached SCSI)を搭載可能な2RUモデル「T5220」と、HDD×4(同)の1RUモデル「T5120」。T5220は108万6000円から、T5120が97万1000円から。

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 最大の特徴は新プロセッサの搭載。同時処理可能なスレッド数は最大の8コア時で64スレッドとなり、1コア当たりの処理可能スレッド数は「T1」から倍増した。T1は複数コアがFPUを共有する構造のため、浮動小数点演算が弱点とされてきたが、T2では各コアごとにFPUを装備。SPEC CPU 2006で整数演算、浮動小数点演算ともシングルソケットプロセッサとしては最高値をマークした。

 暗号化ユニットも各コアごとに設け、AESなどを高速に処理。PCI-Express、10GビットEthernetもオンチップ化。チップ当たり消費電力は95ワットと、T1の73ワットから増加したが、各種インタフェースをチップ内に統合したシステムオンチップ(SoC)化で効率を高めた結果、「単位消費電力当たりの性能は世界トップ」(同社)だとしている。

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