米AOL傘下のNetscapeは10月15日、Webブラウザ「Netscape Navigator 9」の正式版をリリースした。
バージョン9は、Windowsにしか対応していなかったNetscape 8とは異なり、Windows、Linux、Mac OS Xに対応する。名称も、「Netscape」から昔の「Netscape Navigator」に戻された。これはNetscape.comなどほかのNetscape製品と区別するためという。
この新版では外観を刷新したほか、よくあるURLのタイプミスを自動的に修正する機能や、URLを一時的に保存して後で再度アクセスできるサイドバー機能「Link Pad」などの新機能が加わった。Firefox 2用のエクステンションのインストールも可能で、OPMLのブックマークのインポート・エクスポートもサポートする。
このほか、ミニブラウザ(サイドバーで開く小さなブラウザ)を強化し、ブックマークだけでなくすべてのリンクを開けるようにして、ナビゲーションツールバーを追加した。ツールバーのスペース節約のため、更新ボタンと中止ボタンを統合し、また要望が多かったことから、Netscape 7スタイルのThrobber(読み込み中に回転するアイコン)を復活させたという。
Netscape Navigator 9は現時点では英語版のみで、Netscapeサイトからダウンロードできる。
またNetscapeは、RC1でバージョン9からソーシャルニュース機能を削除したことを受け、この機能をブラウザに追加するエクステンションもリリースした。これらはNavigatorとFirefox 2に対応する。
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