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「バイオハザード」警告ワーム、作者は英語が苦手?

» 2007年10月17日 08時07分 公開
[ITmedia]

 バイオハザードや巨大隕石接近の警告メールを送信するウイルスの亜種が出現したと、セキュリティ企業のMcAfeeがブログで報告した。しかし、このメールの英文にはやたらスペルミスが多いという。

 「Feebs」ワームはこれまでもソーシャルエンジニアリングの手口を使っていたが、新しい亜種は「Biohazard in the USA and other countries!」(米国などの各国でバイオハザード)「The huge meteorite moves to the Earth!」(巨大隕石が地球に接近)などの件名で不安をあおる。

 本文は「地球上で恐ろしい細菌の感染が広がっている。米国では既に3000人が死亡している」「巨大隕石が地球に向かっており、軌道の真上に地球がある」などと記載。「パニックを避けるため当局は口をつぐんでいる。対処法など詳細は添付ファイルに記載されている」として、添付のウイルスファイルを開くよう仕向けている。

 ただ、件名も本文も、「the」を「teh」とつづるなど英文はミスだらけ。これは、いかにも人間が書いたように装ってもっともらしく見せかけるためか、スパムフィルタをかわす狙いがあるのか、単なる翻訳ミスなのかとMcAfeeも首をひねっている。

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