セキュリティ企業のSophosは10月16日、ネットオークション大手のeBayと、傘下の決済サービスPayPalを標的としたフィッシング詐欺メールが激減したと報告した。
同社がまとめた9月の統計で、eBay/PayPalからの通知を装ったメールがフィッシング詐欺メール全体に占める割合は21%となり、1年前の85%から激減した。
これは、eBayとPayPalがユーザーの啓発に力を入れたことも一因になっているとSophosは解説。サイト内にセキュリティページを設け、詐欺メールの見分け方や、被害に遭わないために注意すべき点などについてユーザーにアドバイスしていることが奏功したと分析している。
eBayとPayPalが標的とされるケースが減った代わりに、小規模のクレジットカード会社やネット小売業者、米国外の業者など、狙われる企業の幅は広がっているという。
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