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シャープ中間期、費用増で減益

» 2007年10月25日 18時49分 公開
[ITmedia]

 シャープが10月25日発表した2007年9月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比で12.3%減の790億円にとどまった。減価償却費などが増えた上、材料高騰で太陽電池の収益が悪化した。

シャープの株価チャートシャープの株価チャート(1年:縦軸の単位は円)

 売上高は1兆6408億円(12.0%増)。大型液晶テレビと携帯電話が好調なAV・通信機器部門が33.2%増の7827億円に伸び、LSIもCCD・CMOSセンサーが伸びて11.1%増の808億円だった。

 だが法人税法改正に伴う減価償却費の増加や、液晶テレビの海外生産拠点立ち上げ費用増、太陽電池の収益悪化などから営業減益に。経常利益も11.3%減の790億円にとどまり、純利益は6.9%減の433億円だった。

 通期の業績予想は、売上高が3兆4000億円(8.7%増)、営業利益は1900億円(1.9%増)、経常利益は1750億円(2.6%増)、純利益は1050億円(3.2%増)。

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