紀伊国屋書店はこのほど、大学図書館向けに学術・教養書の電子版の販売を始めた。図書館向けに書籍をPDF形式などで提供する米国のサービス「OCLC NetLibrary」を通じて行う。
ユーザーは、電子書籍をWebブラウザで閲覧したり、書籍の全文検索や横断検索ができる。電子書籍にメモを書き込んだり、しおりを付けるといった機能も備えた。
OCLC NetLibraryでは、欧米の500の出版社が発行した14万タイトルの電子書籍を販売しており、1万6000の図書館で導入されている。
同社はOCLC NetLibraryの国内窓口として出版社との交渉を行ってきており、白水社、みすず書房など10社の出版物の電子版について11月1日から順次販売を始めており、今年度末には350タイトル、09年には5000タイトルをそろえる予定。すでに東京大学の図書館に導入されている。
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