米Facebookは11月6日、新しい広告システム「Facebook Ads」の立ち上げを発表した。ソーシャルネットワークという、「信頼できる推薦者」からの口コミを通じて広告配信を行うシステムで、Microsoft、Coca-Cola、Blockbuster、Sony Pictures、Verizonなど、既に60以上のブランドが参加を表明している。
Facebook Adsは、ブランドページの作成、「Social Ads」を通じた広告配信、「Facebook Insights」による広告主へのデータ提供という3つのパートで構成される。企業はまず、ほかのユーザー同様、写真や音楽、動画などを掲載した自社や自社ブランドのページを作成する。このページでは、チケットの購入やプレビューの投稿、カスタムTシャツの作成など、Facebook用に開発されたアプリケーションも使用できる。企業は、ユーザー同士がコミュニケーションするのと同じように、このページを通じてほかのユーザーとコミュニケーションを取ることができる。
広告メッセージは、Facebook内でのユーザー間のネットワークを通じて伝えられる。例えば、ユーザーが、あるブランドページでレビューを投稿したり、商品を購入したり、そのブランドの「ファン」になるなどのアクションを取ると、「News Feed」や「Mini Feed」を通じてネットワーク内の友人たちにも共有される。企業はこうしたソーシャルアクションに、自社の広告メッセージを織り込むことができる。
自社のページでのアクティビティやファン層、トレンドなどについての情報は、Facebook Insightsで提供され、企業が提供する情報や広告などの改善に役立てることができる。Facebookは、ユーザー個人を特定できるような情報は、企業には提供しないとしている。
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