マイクロソフトは11月8日、β版として公開していた「Windows Live mail」や「Windows Live Photo Gallery」など、「Windows Live」シリーズ6サービスの正式版を公開した。クライアントソフトとWebサービスをシームレスに利用できるのが特徴だ。
正式版が公開されたのは、「mail」と画像編集ツール「Photo Gallery」のほか、ブログ編集ツール「Writer」、インスタントメッセンジャー「Messenger 2008」、フィルタリングソフト「OneCare Family Safety」、Internet Explorer用ツールバー「Toolbar」。
「Windows Live おすすめパック」を使えば、ユーザーが選択したソフトを一括でインストールしたり、インストール作業中にWindows Liveにサインアップできる。
mailは、複数メールアカウントを一括管理できるメールクライアント。ワンクリックでWriterのブログの作成画面を表示したり、Messengerとアドレス帳を共有できる。
Photo Galleryは、写真やビデオを編集するツール。Vistaにプリインストールした同名ツールの新版で、XPでも利用できる。写真にタグを付けて整理したり、写真共有サイト「Flickr」に簡単にアップする機能も備えた。
Writerは、オフラインでも記事の作成や編集が可能なブログ編集ツール。「Virtual Earth」とも連携しており、記事に地図を簡単に入れられる。
Messenger 2008では、エージェントに話しかけて情報検索できる機能を追加した。メッセンジャーの利用方法などを教える「まいこ」と、百科事典の検索結果を教えてくれる「エンカルタ総合大百科」の2種類ある。
OneCare Family Safetyは、Messengerやmailと連携し、連絡を取る相手を管理できる機能を追加した。
各サービスは、Windows Mobile 6からも利用できる。
「SaaS(Software as a Service)と呼ばれる形態もあるが、例えばビデオの編集はローカルでやったほうがいいというように、全てのソリューションをネットワーク上で提供することは適当ではない。当社はソフトウェアとWebサービスを組み合わせて提供していく」(同社オンラインサービス事業部Windows Liveチーム小野田哲也ディレクター)
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