米Microsoftのスティーブ・バルマーCEO(最高経営責任者)が来日し、「Windows Live」サービスの正式版を発表した。「ソフトウェア+サービス」をコンセプトに、クライアントソフトとWebサービスをシームレスに利用できるのが特徴だ。
バルマーCEOは「デスクトップ、Webなどは孤立したコンピューティングではなくなってきており、Windowsの機能をWebに組み込んだとも言える。Windows OSがなくなるのではなく、むしろWindows OSを強化するものだ。Webコンピューティングの恩恵をPCとモバイルで享受できる」と話した。
正式版を公開したのは、HotmailやGmailも統合的に管理できるメールクライアントソフトや、画像編集ツール「Photo Gallery」など6サービス。
各種ソフトを一括インストールできる点などは「Google パック」と同様だが、バルマーCEOは「検索ではGoogleが使われているかもしれないが、Windows Liveのようなソフト+サービスではGoogleが先を行っているわけではない。われわれにはより多くのユーザーがおり、Windows Liveのソフトウェア+サービスは高いレベルからスタートしている」と胸を張った。
Googleが発表した携帯電話プラットフォーム「Android」に対しては「Windows Mobileを採用した端末は既に150機種以上。今年は2000万台を出荷すると予想されており、弾みが付いている。Googleはまだプレスリリースが出た段階であり、Microsoftには既に多くのユーザーがいる。われわれの世界に来たことを歓迎する」と、Windows Mobileの先行と実績を強調した。
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