「Firefox 3のβ1がリリースされた」という誤報が原因で、MozillaのWebサイトにアクセスが殺到した。
Firefox 3β1はまだ完成しておらず、実際にはβ1のリリース候補(RC)が公開FTPサーバに置かれた段階だと、Mozilla開発者のマイク・ベルツナー氏は説明している。これを「β1リリース」と誤解した記事がソーシャルニュースDiggに掲載されてしまったため、β1をダウンロードしようとするユーザーがMozillaのサイトに殺到したという。
Mozillaは一時的にこのRCビルドへのHTTPアクセスを制限し、Diggの記事からリンクされているページに「このファイルはFirefox 3のβ1ではなく、テストビルドだ」という注意書きを載せた。アクセス制限は帯域保護のためでもあり、未完成の製品が配布されるのを制限するためという。
このRCはまだテストが済んでおらず、リリースノートの作成やデジタル署名などβリリースに必要な手順も済んでいない。ベルツナー氏は、QAテストに参加したい人はRCをダウンロードして構わないが、そうでない人はもう1週間ほど待ってほしいと呼び掛けている。
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