NTTレゾナントは11月28日、特設サイトに集まったユーザー数に応じて、沖縄の海にサンゴを植える「goo ホーム PROJECT」を始めた。発表会には、ダイビング好きというアントニオ猪木さんも登場。「元気ですかー!元気があればサンゴも植えられる」とプロジェクトを応援した。
goo ホーム PROJECTは、SNS「goo ホーム」に登録すると参加できる。特設サイトでふんどしやウェットスーツを着たアバターを作成し、それらを枝分かれしたサンゴのような形に合体させた「ヒトサンゴ」を作って楽しめる。
「ヒトサンゴ」は30人のアバターが合体すると完成。同プロジェクトでは、ヒトサンゴが1つ完成するごとに、沖縄県北谷沖の海にサンゴを1本植える。1万本のサンゴを植えることが目標だ。
植え付けの際は、30人のユーザー名を書いた紙と共にサンゴの写真を撮影し、特設サイトで公開する予定。ヒトサンゴのブログパーツも配布する。実施期間は来年3月31日まで。参加は来年2月29日まで受け付ける。
同社はこれまで、環境情報のポータルサイト「環境goo」や、Web検索の収入の一部を環境保護団体に寄付する検索ページ「緑のgoo」などを提供しており、同プロジェクトも環境保護活動に貢献する取り組みの1つ。来年の「国際サンゴ礁年」に合わせて始めた。
同社の田畑好崇goo広報課長は「gooホームを人と人とがつながる場から、世の中を良くするきっかけとなる場にしたい」と語る。
サンゴの植え付けは、女優の田中律子さんが会長を務めるNPO「アクアプラネット」が、サンゴの保護活動を行ってきた実績をいかして行う。田中さんによると、親指くらいの大きさのサンゴを植えると、約2年で手のひらを2つ合わせたくらいの大きさに成長するという。
田中さんは「みんながダイビングできるわけではないので、このプロジェクトを通じてアクアプラネットの活動に協力してくれる人が増えることはうれしい。サンゴがきれいだから海に潜るというダイバーも多い。壊れてしまったサンゴを元に戻すことは難しいけど、サンゴの移植を通じて少しでもサンゴ礁を保護できれば」と話した。
発表会では、ダイビング好きで、海の環境保護活動にも取り組んでいるというアントニオ猪木さんが登場。「サンゴの移植にも取り組んでいきたい」と語り、おなじみの掛け声「イチ、ニ、サン、ダー!」を「イチ、ニ、サン、ゴー!」と言い換えて会場を盛り上げた。
猪木さんは、発表会場である水族館「エプソン品川アクアスタジアム」(東京・品川)の水槽に潜ってサンゴを植えた。
このほか同プロジェクトのテーマソング「珊瑚の子守歌」を歌う「ティンクティンク」と、ティンクティンクさんのプロデュースを手がける照屋林賢さんも登場。照屋さんは「プロジェクトを通じて、海を大事にしようという意識が高まれば」とコメントした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR