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蛍光灯が電源になる無線ネットカメラ、NECが世界初

» 2007年11月29日 20時52分 公開
[ITmedia]
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 NECは11月29日、蛍光灯から電力を取得する無線LANネットワークカメラを世界で初めて開発したと発表した。同社が昨年2月に開発した「蛍光灯給電技術」を応用。蛍光灯の電流による電磁誘導と、蛍光灯端子から取得した電力を合わせて給電する仕組みで、ケーブル工事不要で設置できる。

 蛍光灯にリング状の装置を取り付け、カメラに接続して給電する。インバータ型蛍光灯内の電流によって発生する磁界から電磁誘導で発電する技術と、ラピッドスタート型蛍光灯の端子から電力を分岐する技術を組み合わせた。

 取得電力に応じて撮影頻度を自動制御する機能も新開発。市販されている全てのインバータ用直管型蛍光灯で、最良画質で撮影・伝送が可能としている。

 オフィス内で社員の在席状況や会議スペースの空き状況を確認したり、スーパーやコンビニの客の行動を分析するといった用途を想定し、製品化に向けて開発を進める。

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