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Cisco、スイッチとストレージ能力を融合する「Nexus 7000」シリーズを発表

» 2008年01月29日 08時36分 公開
[ITmedia]
Nexus 7000

 米Cisco Systemsは1月28日、データセンター向けのスイッチ製品の新シリーズ「Nexus 7000」を発表した。イーサネットスイッチとストレージの機能を併せ持つ製品で、仮想化に対応する新しいOS「Nexus Operating System」(NX-OS)を採用、管理を簡略化できるシームレスなシステム設計を実現したという。同シリーズの製品は第2四半期からの提供開始を予定しており、価格は7万5000ドルからとなっている。

 Nexus 7000は、シャーシ当たり最大15T(テラ)bpsのスイッチング容量を持つモジュール式プラットフォーム。イーサネットとストレージを融合させたことで、どのサーバからもすべてのネットワークやストレージにアクセス可能という。また、統合アーキテクチャの採用により、必要なケーブル数やスイッチインフラの数を削減でき、管理の簡略化にもつながるとしている。NX-OSの仮想化対応により、それぞれにスイッチングニーズの異なる複数の管理者によるシステムの共有が可能。

 セキュリティ面では、同社が先月発表したデータセンター用アーキテクチャ「Cisco Trusted Security」を採用、全ポートでAES-128暗号化規格に対応する。ネットワーク管理では、「Cisco Data Center Network Manager」をサポートしている。

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