米Texas Instruments(TI)と米マサチューセッツ工科大学(MIT)は2月4日、従来の手法と比べ、電力効率を10倍向上させるマイクロチップ設計技術を共同開発したと発表した。携帯電話や医療用インプラント、センサーなど、電池での長時間駆動が求められる製品への採用を目的としている。
電力効率の向上を実現させたのは、通常よりもはるかに低い電圧で回路を動作させる設計技術。DC-DCコンバータをチップ上に集積し、メモリ、ロジックと統合したSoC(System on a Chip)とすることで、動作電圧を通常の約1ボルトから、0.3ボルトまで引き下げることに成功した。
TIとMITは、この技術を使ったマイクロチップが5年以内に各種製品に組み込まれるようになるだろうとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR