ITmedia NEWS > 企業・業界動向 >

ルネサスとシャープ、中小型液晶向けドライバ事業を統合

» 2008年02月14日 13時31分 公開
[ITmedia]

 ルネサステクノロジとシャープ、台湾Powerchip Semiconductor(PSC)は2月13日、携帯電話などに使われる中小型液晶向けドライバ/コントローラ設計・開発・販売事業で合弁会社を設立すると発表した。ルネサスとシャープの同事業を統合して新会社に移行。生産をPSCに委託し、コスト競争力を高める。

 新会社は「ルネサスエスピードライバ」で、4月1日に東京都小平市に設立する。資本金は50億円で、ルネサスが55%、シャープが25%、PSCが20%出資。従業員は約170人。

 新会社は、ファブレス半導体メーカーとして中小型液晶向けドライバ/コントローラを設計・開発・販売を担当。生産を主にPSCに委託する。4月1日からルネサスとシャープの同事業を引き継ぎ、販売事業については、ルネサスから4月に、シャープからは2008年度中に引き継ぐ。

 中小型液晶向けドライバ/コントローラは、携帯電話や液晶テレビ向けでおう盛な需要が続く一方、海外ファブレス半導体メーカーの台頭で価格競争が激化しているという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.