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IBM、データ保護ソリューション企業のFilesXを買収

» 2008年04月11日 08時32分 公開
[ITmedia]

 米IBMは4月10日、データ保護ソリューション企業の米FilesXの買収で合意に達したと発表した。買収金額は非公開。取引は近日中に完了する見通し。

 FilesXは、リモートオフィスや支社を対象とした継続的なデータ保護ソリューションや、ビジネスデータ/アプリケーションのリカバリソフトを提供。米国やイスラエルで、政府機関や教育機関、ヘルスケア、金融、製造業など、幅広い業界に100社以上の顧客を持つ。同社のソリューションでは、ほぼどの時点からも、データ紛失理由のタイプを問わずデータの復元が可能で、操作が簡単なため、特にITスキルや予算が限られた環境に適しているという。

 IBMは、自動ファイルバックアップソフト「Tivoli Continuous Data Protection for Files」を中小企業や個人ユーザー向けに提供しているが、FilesXの技術はこれを補完するとみている。買収後、FilesXの技術をTivoli Storage Manager製品ラインに組み入れることで、ノートPCからリモートオフィスや支社、データセンターまで、企業全体をカバーするエンドツーエンドのデータ保護ソリューションの提供が可能になるとしている。

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