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Nokia、NECら大手通信企業、LTE/SAE特許ライセンス料の上限設定で合意

» 2008年04月15日 11時16分 公開
[ITmedia]

 通信機器メーカー各社は4月14日、スーパー3Gと呼ばれる携帯電話用の高速データ通信規格に関連する知的財産権(IPR)のライセンス料金について、一定の枠組みを設けることで合意した。ライセンス料金を抑えることで普及を促進するのが目的という。

 この枠組みは、3GPP Long Term EvolutionとService Architecture Evolution(LTE/SAE)の関連知財が対象。「基本的技術の特許については公正で合理的、非差別的な条件でライセンス供与する」という業界原則に沿うものだとしている。仏Alcatel-Lucent、スウェーデンのEricsson、NEC、米NextWave Wireless、フィンランドのNokia、フィンランドのNokia Siemens Networks、英Sony Ericssonの7社が参加している。

 各社はLTE関連の知的財産権について、ライセンス料金を販売価格の10%未満に抑えることで合意した。LTE機能を搭載したノートPCについては、ライセンス料金を最高でも10ドル未満にするという。

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