ITmedia NEWS > 科学・テクノロジー >

ワコム、高性能化した独自タッチセンサー技術を製品化

» 2008年04月24日 10時22分 公開
[ITmedia]

 ワコムは4月23日、高性能化した独自の表面静電結合方式タッチセンサー技術「Reverse Ramping Field Capactive タッチ」(RRFCタッチ)を製品化したと発表した。今年7〜9月期に出荷を始め、1年間で10万本の出荷を見込む。

 PCなどのディスプレイに組み込み、タッチ操作できるようにするセンサー。これまで難しかったバッテリー駆動時のノートPCでの指タッチ操作が可能になる上、精度や画面透過率が向上するなど、従来方式と比べ高性能化したという。同社の電磁誘導方式センサーと組み合わせ、電子ペンとタッチ操作機能を1つのコントローラで制御可能になっている。

 昨年6月に買収した米Touchscreen Konnection Oasisの技術と、ワコムの電磁誘導方式センサー技術を統合して開発した。5月14日に開幕する「組み込みシステム開発技術展」(東京ビッグサイト)で公開する。

関連キーワード

ワコム | 組み込み | ペン


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.