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VIA、ミニノートPCの参照設計を公開

» 2008年05月29日 08時20分 公開
[ITmedia]
openbook

 台湾のVIA Technologiesは5月27日、ミニノートPC「VIA OpenBook」の参照設計を発表した。筐体設計のCADファイルを「Creative Commons Attribution Share Alike 3.0」ライセンスの下、OEMメーカーやシステムインテグレータなどの顧客に公開している。同社サイトからダウンロードできる。

 VIA OpenBookは、低消費電力版「VIA C7-M ULV」プロセッサと、「VIA VX800」デジタルメディアIGPチップセットを基盤とした小型モバイルプラットフォーム。参照設計では、解像度1024×600ピクセルの8.9インチ液晶ディスプレイ搭載、重量は1キロ、サイズは240×175×36.2ミリとなっている。内蔵のリチウムイオンバッテリーは4セル2600ミリアンペアで、連続使用時間は最長3時間。

 Windows Vista Basic、Windows XP、各種Linuxディストリビューションなど、幅広いOS環境をサポート。最大2GバイトのDDR2 DRAMを搭載し、HDDまたはSSDを選択できる。

 2つの無線通信モジュールを内蔵し、1つはWi-Fi、Bluetooth、オプションでAGPSをサポート。もう1つはWiMAX、HSDPA、EV-DO/W-CDMAに対応しており、地域に合わせた選択が可能。3基のUSB 2.0ポート、VGA端子、オーディオ入出力端子、SD/SDIO/MMC/メモリースティック対応のカードリーダー、200万画素のデュアルヘッドWebカメラを搭載する。

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