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トップレベルドメイン自由化、ICANNが承認

» 2008年06月27日 09時48分 公開
[ITmedia]

 インターネット監督機関ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は6月26日、インターネットのアドレスシステムに新たなドメイン名を加える案を承認した。これにより、あらゆるトップレベルドメイン名が申請可能になる。

 これまでトップレベルドメインは「.com」「.net」など21種に限定されていた。今後は申請者が好きなドメインを選べるようになる。例えば「.社名(.itmediaなど)」や「.人名(.billgatesなど)」のようなドメインを申請できる。「.nyc(ニューヨークシティ)」「.berlin」「.paris」などの都市名ドメインに関心を示している団体も既にあるという。

 ただし、商標となっている名前を第三者が申請した場合は自動的に承認されることはなく、商標保有者による異議申し立てが可能となる。公共の倫理や秩序に反するようなドメインも認められないという。

 また今回の案では、国際化ドメイン名のサポートも追加される。これまでサポートされていた37文字の英字に加え、アジアや中東、ロシアなどの言語で使われている文字をドメイン名に使用できるようになる。

 この計画の最終版は2009年初めに公開される予定で、実施にはICANN理事会の承認が必要。新ドメインの申請受付は2009年第2四半期に開始される見通し。

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